マイナンバーカードが健康保険証として使える?デメリットや危険性はないの?

  • 2022年6月30日
  • 2022年7月1日
  • 生活

2021年10月20日から、マイナンバーカードが健康保険証として使えるようになりました。

政府の事務手続きや社会保障制度改革などの一環として登場したマイナンバー。当初は税務などの限定された用途にしか使われてきませんでしたが、徐々に様々な用途に利用できるようになってきました。

しかしその一方で、デメリットや危険性はないのでしょうか?

今回はマイナンバーカードの健康保険証機能搭載が必ずしも私たちにとってうれしいものとは限らないポイントをまとめてみました。



デメリット1 窓口負担が増える

事務手続きが楽になるから負担額が減ると思いきや、むしろ少しではありますが上がります。

初診が1ヶ月につき21円、再診が12円、調剤薬局が9円、それぞれマイナンバーカードで保険証としたときに負担額が増えます(窓口3割負担の場合)

月1回とは言え、これはちょっと気になりますね。

マイナンバーカードを保険証として利用することで様々な情報を医師・患者・薬剤師で使えるようにする体制を利用した、その代償と言ったらそうなのかもしれませんが・・・

なお、一応今後見直しの可能性はあるそうです。

 

デメリット2 対応する医療機関が少ない

まだまだマイナンバーカードに対応する医療機関は多くないです。

2022年4月時点での対応医療機関・薬局の数は全国で約4万ちょっと。少しずつ増えてきているとはいえ、まだまだ十分とは言えません。特に街中のクリニックや地方の診療所レベルになると、2023年3月に使えるようになる、というロードマップがあります。

その時期はもうすぐ・・・ですが、果たしてその時に本当に使えるかは・・・?

 

デメリット3 申請手続きが面倒

健康保険証代わりにマイナンバーカードを使えるようにするには、大きく2つのハードルがあります。

1つ目はマイナンバーカードを発行すること。当たり前と言えば当たり前なのですが、顔写真が入っていない「通知カード」では使えません。一説には2021年8月末時点でのマイナンバーカードの交付率は4割にも満たないとか。

2つめはマイナンバーカードに保険証機能を追加する手続き。マイナンバーカードを読み込むためのスマホとマイナポータルのアプリを準備し、アプリ経由で申し込みと便利です。

ただしその際、「利用者証明用電子証明書用暗証番号」が必要になります。これを忘れると暗証番号の再発行からやり直しになるため、余計に時間がかかります。なお、徐々に医療機関や薬局で使えるようになってくると、そういった機関でも登録ができるようになるようです。

 

デメリット4 紛失したときのリスク

マイナンバーカードが今でも様々な機能を搭載しています。それだけに、紛失したときのリスクは大きいと言えるでしょう。

保険証機能自体は専用の読み取り機で読み取る際に、顔認証か暗証番号で確認します。ですので、保険証として悪用されるリスクはそこまで大きくはないと思います。

しかし、マイナンバーカードは身分証明書としては運転免許証などと同じくらい強い力を持っています。クレジットカードの作成や銀行口座の開設などで、本人確認書類として大きな力を持っています。

単に再発行すればよいという問題ではなく、紛失したマイナンバーカードが独り歩きするリスクをはらんでいます。それだけに、安易に持ち歩くことが紛失のリスクを高めてしまう恐れも持っています。

 

マイナンバーカードを保険証化する真の目的とは

マイナンバーカードはもともとは政府や役所での事務手続きの省力化を目的に始まりました。しかし、その後さまざまな情報を一元化するにつれ、そういった情報を一手に握った役所の悪用のリスクを懸念する声が大きくなっているのも事実です。

例えば銀行口座残高などの情報も税務手続きの情報も、そして今回の保険証化により疾病情報なども全部紐づきます。

業務の目的ということをいいことに、様々な情報をくっつけて、その人を丸裸にしようとしている、という声が上がるのも無理はありません。

マイナンバーは昔、「国民総背番号制」と揶揄されたことがありました。国民一人一人に番号とあらゆる情報をくっつけて、監視するのが真の目的という見方もできます。

あくまでもこの辺りは推測の域を出ませんが、メリットとデメリットや危険性をきちんと天秤にかける必要があるのではないでしょうか。

 

まとめ

今回はマイナンバーカードを健康保険証として使えるようになる時のデメリットや危険性についてまとめてみました。

もちろんこれにより、高額療養費制度が使いやすくなったり、今後の社会保障政策がよりフィットしたものになる可能性があるなどのメリットもあるのですが、この辺りは一長一短かなと思っています。

一人一人が今後の制度の行方を注視し、自分軸をもってアンテナを立てていくことが大事かなと思います。

そもそも病院にかからなくて済むような健康体でいることが一番なんですけどね。おあとがよろしいようで。