JR山手線で財布を落として非常停止ボタンを押した乗客に駅員激昂!その真相は?

1日平均約450万人が利用するJR山手線。

7月4日の午後8時ごろ、その山手線の渋谷駅で財布を線路内に落とし、駅員に伝えるも拾ってくれないことから非常停止ボタンを押したところ、駅員が激昂している動画がアップされ話題となっています。

一体何があったのでしょうか?



ことの発端となったツイート(動画)

山手線渋谷駅で線路内に財布を落とした乗客が駅員さんを呼んだが財布を拾ってくれないと非常停止ボタンを押したため、駅員さんに怒られ、逆ギレして動画をインターネット上にアップしたようです。

線路に4万落として駅員が電車通過した後に拾おうとしてた所拾ってくれないと言って勝手に山手線を止めて怒られたら逆ギレして撮影しそれをTikTokにあげる天才いた

動画を見てみるとこの動画投稿主は、電車を降りる際に他の乗客に押され財布を線路内に落とし駅員さんに財布を取って欲しいと頼むも、5分待っても取ってくれず、「財布が電車に轢かれてしまう」と非常停止ボタンを押してトラブルになったようです。

乗客「なんで取ってくれないんですか」「お願いしてるじゃないですか」

駅員「何なんだその態度は!」「お願いしてる態度か!」「山手線止めてんだぞ!」「警察行くから今日は帰れねぇからな、事情聴取なげえからな!」

などと駅員さんが激昂している様子がわかります。

ちなみにこの動画で激昂しているのは駅員さんで、この部分だけを動画投稿サイトTik Tokに投稿していることから駅員さんの印象操作と自分の正当性をアピールする主張があるように感じます。もしくは、そもそもわざと財布を落として非常停止ボタンを押し、動画を撮影しているいわゆる迷惑系動画撮影者なのではないかとも推察されています。

かなり駅員さんが激昂しているところを見ると、一見駅員さんが乗客を恫喝しているかのようにも見えます。

しかし、そこまでの過程に問題があったようです。

ちなみにこの動画、第三者によってTwitterで拡散されていますが、元々の投稿は財布を落とした投稿主が自らTik Tokにアップしたことが始まりです。ただ、Tik Tokの方はすでに削除されており見られない状態になっていました。

擁護するツイート

この様子を目撃した他の乗客から、財布を落とした乗客が線路に降りようとしていたのを何度も駅員さんが注意していたとの追加ツイートが寄せられました。

ちょうど昨日ホームでこの主のこと見てたけど、この動画撮り始める前に動画の主が線路に降りて取ろうとしてた

駅員何回も注意してもやめなかったし

駅員さんが怒鳴るのはすごいわかるわ

いい風に駅員が悪いように切り取られててかわいそう

意図せず財布を落としてしまったのは致し方ないですが、自ら線路に降りようとして駅員さんに注意されてもやめなかったために駅員さんをここまで怒らせてしまったのでしょう。

この状況から、駅員さんが激昂してしまうのも無理はないと擁護する声がネット上では多く寄せられています。

非常停止ボタンはどんな時に使用すべき?

今回押された車両外の非常停止ボタンは、基本的にはホームに転落した人や大きなものが線路内に落ちた時の利用を想定しています。

電車やホームで倒れた人や様子のおかしい人がいる時に押されることもあるそうですが、基本的には人命に関わることや危険を感じた時は非常停止ボタンは躊躇わずに押すことが推奨されています。

そして山手線は、ATC(自動列車制御装置)で制御されており、非常停止ボタンが押された場合、その直後に自動ブレーキがかかります。列車とホームに距離があればホームにたどり着く前に停止でき、危険を感じたらすぐに非常ボタンを押すことが推奨されています。

非常停止ボタンが押された場合、駅事務室でどのボタンが押されたかが把握され、駅員もしくは警備員がすぐにその場所に駆けつけ、対応してくれます。

非常停止ボタンを使用すべきでない場合に押した場合どうなる?

①刑罰の可能性

「威力業務妨害罪」で処罰される可能性があります。この罪が成立した場合、3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられます。

人の業務を威力を用いて妨害する行為に適用されるため、故意ではなく判断ミスで押してしまった場合は成立しません。

②損害賠償の可能性

民法では、709条に「故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う」とあります。列車が非常停止した場合、運転再開までの間電車が止まるほか、その後のダイヤにも影響が生じるため、鉄道会社には振替輸送の費用や対応にあたる人件費などの損害が生じるため、非常事態でもないのに悪戯や勘違いなどで非常停止ボタンを押した場合、それにより生じた損害を賠償する責任が生じます。

まとめ

今回、非常事態とは考えづらい状況下で非常停止ボタンが押され、JRは損害を被っています。

動画の駅員の対応について、JR東日本は適切ではない言葉遣いであったと認めています。

しかし昼夜問わず沢山の人の生活を支える、その安全を守るために働いている駅員さんはとても大変だと感じました。