東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が女性蔑視発言の責任をとり、辞任を表明しました。
開催まで半年を切った中、混乱が続く東京オリンピック・パラリンピックですが、森会長の後任人事が誰なのか、候補者について調査をしていきます。
現在、噂では森会長の後任に橋本聖子五輪担当相や丸川珠代参院議員などが上がっていますが、現在分かっている情報をまとめていくので宜しくお願い致します。
森喜朗会長が辞任を表明
辞任する意向を固めた東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森会長の後任への就任を要請され、引き受ける意向を示していた川淵三郎氏(84)が、一転して会長への就任を要請されても断る考えを示していることが関係者への取材で分かりました。https://t.co/Nwrf3crr3s#nhk_video pic.twitter.com/QT6cWwXJ6r
— NHKニュース (@nhk_news) February 12, 2021
改めて森喜朗会長の辞任までの流れを簡単に説明していくと、以下の通りになります。
2月3日の日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会に出席した際、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と発言
4日の記者会見で釈明し、発言を撤回したが、辞任は否定した。
女性蔑視の発言と釈明会見を受け女子選手を中心としたアスリート、大会スポンサーなどから批判や辞任を求める声が上がる
聖火ランナーやボランティアに辞退者も出る
国際オリンピック委員会(IOC)は当初、森会長の謝罪で問題は終わったとしたが、2月9日に「完全に不適切」との声明で一転して批判。
2月12日、辞任を表明
森会長は今回の女性蔑視発言により、辞任を求める署名活動が行われるほど世の中の人々を騒がせてしまいました。
責任をとり、2月12日にて辞任を表明します。
森会長の後任人事は誰?候補者は女性で橋本聖子・丸川珠代が有力?
森会長後任「何ら決まってない」「正式な手続きを」五輪相がクギ https://t.co/2WfuqY8UH4
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) February 12, 2021
森会長は2月11日に五輪選手村村長で元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏に就任を要請をし、本人も受託をしていましたが、政府などが川淵氏の就任を問題視したため、就任は白紙になりました。
川淵氏の就任は白紙になった今、森会長の後任人事は誰なのか?が話題となっています。
現時点で、後任人事は女性である可能性が高いとの情報があります。
密室批判を回避し、男女平等の理念を実現するため、関係者からは「女性会長」を求める意見が相次いだ。橋本氏は現役時代、スピードスケートと自転車で夏冬計7回の五輪に出場した実績を持ち、日本オリンピック委員会(JOC)の副会長も務めていた。政府関係者は「橋本氏は政治家でオリンピアン。IOC(国際オリンピック委員会)との関係も考えると他にはいない」と話す。
(引用:msnニュース)
やはり、今回の森会長の辞任の理由が女性蔑視発言ということもあり、男女平等を再確認するために後任者は”女性”であるべきだという意見があるようです。
ここで、女性後任者として橋本聖子五輪担当相や丸川珠代参院議員などが有力なのではないか?という情報が出ています。
森会長の後任人事・候補者①「橋本聖子五輪担当相」
橋本聖子氏、運動員への法定上限超え日当報道を否定
橋本聖子五輪相は30日、昨年7月の参院選でアナウンス担当の車上運動員に法定の上限を超える報酬を支払った疑惑があるとした週刊新潮報道を否定した。「法令にのっとり全て適正に処理している…https://t.co/ouxGmMMtL1#ニュース#NewsJapan pic.twitter.com/yH9Y1SF9HI
— NEWS JAPAN (@NEWS_JAPAN_S) January 30, 2020
女性蔑視発言の責任を取って12日、辞任を表明した東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)の後任に、橋本聖子五輪担当相(56)の名前が挙がっている。複数の関係者が明らかにした。
(引用:msnニュース)
橋本聖子五輪担当相は現役時代、スピードスケートと自転車で夏冬計7回の五輪に出場した実績から日本オリンピック委員会(JOC)の副会長も務めていたという経歴をお持ちです。
橋本氏は橋本氏は政治家でオリンピアンであり、IOC(国際オリンピック委員会)の関係を考えると森会長の後任人事は他にはいないと複数の関係者の声が上がっています。
森会長の後任人事・候補者②「丸川珠代参院議員」
【内閣改造】丸川珠代五輪相、ぎくしゃくする小池百合子都知事と森喜朗元首相を取り持つ? https://t.co/fHJLoRob7E #ニュース pic.twitter.com/TAJJG75J3l
— とりあえずニュース速報 (@the_news_soku) August 3, 2016
丸川珠代参院議員が森会長の後任人事の候補者である理由が以下に述べられています。
丸川氏なら森支配の実質は変えず、派内の反発も最小限に
女性会長の登場で国際世論の批判もかわせるし、丸川氏なら森支配の実質は変えず、
派内の反発も最小限に抑えられる。
さらに菅首相も森会長も、ともに「目の上のタンコブ」とみてきた小池百合子東京都知事への
牽制になり、千代田区長選で都民ファーストに苦杯を喫して7月都議選で挽回を期す自民都連も
喜ぶ――といいことずくめの案と考えているらしい。
昨年の都知事選でも小池対抗馬に丸川を担ぐ話が取り沙汰されたが、
要するに自民は「困ったときの丸川頼み」なのだ。
(引用:PRESIDENT Online)
自民から「困ったときの丸川頼み」と言われるほど、森会長の後任者には適しているようでした。
ただ、仮に橋本聖子五輪担当相が次期会長に就く場合は五輪担当相を退く可能性が高いとされ、その場合に後任の五輪担当相の候補としても丸川珠代参院議員の名前が挙がっています。
丸川珠代参院議員は2016~17年に五輪担当相を務めたこともあるので、適任と言えます。
まとめ
森会長の後任人事は誰なのか、候補者の橋本聖子氏・丸川珠代氏について記事をまとめていきました。
現時点では、後任候補が”女性”という可能性が高くなっており、その場合は橋本聖子五輪担当相と丸川珠代参院議員の二人が後任者として有力となっています。
昨今の社会情勢や森会長の突然の辞任など、東京オリンピック・パラリンピックに関して問題は山積みですが、なんとか無事に開催されることを願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。