2021年2月28日からみずほ銀行ATMが使用できない状態が続いています。
みずほ銀行のATMが使えないのは日本全国のATMが対象とのことです。
一部の報道では、システム障害は復旧し3月1日からは通常遠いになる報道されていましたが、ツイッターではまだ復旧していないとのコメントが寄せられています。
そして、現金の引き出しを急いでいる方はコンビニATMを使えば可能だったとの情報もあります。
みずほ銀行といえば、これまでにもシステム障害が度々発生していることもあり、過去の事例から富士通が引き合いに出されています。
今回のみずほ銀行ATM障害と富士通の関係はどうなっているのでしょうか?
みずほ銀行ATM障害
NHK の報道によると、2021年2月28日にみずほ銀行の全国の ATMが 利用できなくなったものの2月28日中に復旧作業を終えたとあります。
みずほ銀行 ATMシステム障害 復旧作業終わり通常どおり稼働へ #nhk_news https://t.co/RoTtYIkYLi
— NHKニュース (@nhk_news) February 28, 2021
3月1日朝からは通常通りATMが使用できる状態にあり、トラブルは発生していないと午前9時過ぎの情報にありました。
しかし、 Twitter の情報からは「また引き出せない」という声がお昼近くになってもあります。
みずほ銀行ATMまだ使えないのね、
コンビニで手数料取られたし😔— 岩下莉子(いわしたりこ) (@riko_iwashita) March 1, 2021
みずほ銀行、復旧完了って言って今朝も使えなかったよ?
磁気エラーかもって言われて、急いでたからコンビニで降ろしたらできたから磁気エラーじゃなくてみずほのATMの問題では?— るい (@roi_ruiru) March 1, 2021
今朝忘れてて出勤前に会社最寄りのみずほ銀行いったらまだATM使えませんていわれたわ…お急ぎの場合はコンビニで〜だってwメインバンクじゃないから手数料かかるやんね?
— chiharu@えいやっ٩( ᐛ )و (@HALx666) March 1, 2021
みずほ銀行と言えば、これまでも銀行の合併の度にシステム面でトラブルが発生しています。
2011年にはシステム障害担当していた富士通の関連会社社員が自殺するということも報道されました。
今回のみずほ銀行ATM障害についてもネット上では富士通が関係あるのではないかとの声が聞かれます。
みずほ銀行と 富士通がどのような関係になっているのか確認しておきましょう。
みずほ銀行ATM障害と富士通の関係は?
システム面から見たみずほ銀行と富士通の関係
みずほ銀行は昔からあった銀行ではなく、これまで銀行の合併を繰り返してきて誕生しているという歴史があります。
元々は、 第一勧業銀行と富士銀行が合併して誕生したのがみずほ銀行でした。
その後、日本興業銀行やみずほ信託銀行も合併しています。
当然銀行が合併するとシステムの統合が行われます。
ピラミッドより工数かかったというみずほ銀行システム統合プロジェクト
元々は富士通(第一勧銀)・日立(日本興業銀行)・IBM(富士通)システム:富士通
ハードとOS:IBM
ATM:富士通・日立・沖
窓口端末:富士通・日立・沖みずほで障害あるたび関係各所大騒動の現場の裏側を半沢直樹で脳内再生してしまう pic.twitter.com/nU09NDtq0B
— ꪔ̤̱うめまゆꪔ̤̱ (@ume0905mayu) February 28, 2021
第一勧業銀行のシステムは富士通、富士銀行のシステムはIBM、日本興業銀行のシステムは日立とシステムベンダーはばらばらです。
システムが違うとシステム仕様も全く違うので統合が難しいことは想像通りです。
このように、みずほ銀行と富士通の間にはシステム面で大きく関係していることがわかります。
では、現在のみずほ銀行のシステムと富士通の関係はどうなっているのかについてお伝えします。
現在のみずほ銀行のシステムと富士通の関係
先程お伝えした、みずほ銀行誕生までのシステムベンダーの数についてはひとつのシステムベンダーが請け負っているような形でした。
しかし、現在のみずほ銀行のシステムは「MINORI」というシステムですが、開発に参加した it ベンダーは一社ではなく、約1000社におよぶと言われています。
ただ1000社とは言っても中核となるベンダーは限られています。
この中核となるねベンダーは次の4社です。
- 富士通
- 日立製作所
- 日本IBM
- NTT データ
富士通は現在のみずほ銀行のシステムの中でも中核ベンダーの1社になっています。
富士通が担当しているのは流動性預金を中心とのことです。
現在のみずほ銀行のシステムで富士通が担当しているのはアプリケーション開発ですが、ハードウェアはIBM製とのことです。
下記の「日経クロステック」の記事は2019年9月6日に投稿されていますが、富士通としてはIBM製ハードウエアで動かすアプリケーション開発は難しかったようですが、トラブルはなかったと書かれています。
参考記事:https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00942/082900007/
今回のみずほ銀行ATM障害と富士通が直接関係しているのかはわかりません。
ただ、これまでのシステム障害があった事実と、新システムにも富士通が関係しているということでネット上で心配の声が上がっていると思われます。
コンビニATMだとみずほ銀行からの引き出し可能?
ネットニュースでは3月1日朝から昨日発生した、みずほ銀行ATM障害は復旧したと発表されました。
しかし、3月1日午前11時頃でも復旧していないとのツイートを見かけます。
ただ、急いでみずほ銀行から現金を引き出す必要がある場合は「コンビニATM」からだと可能のようです。但し、手数料が必要になります。
おわりに
みずほ銀行ATM障害と聞いて、「またか」と思った方は多いことでしょう。
そして、システム障害と聞いて思い出すのは、かつて富士通ターミナルシステムズの社員が自殺です。
みずほ銀行と富士通の歴史は古く、現在の新システムでも富士通は中核ベンダーとして関係しています。
ただ、今回の障害が富士通とどのように関わっているかについてはわかりません。
既に、今回の障害については復旧したと発表されたようですが、Twitterでは復旧していないとの情報もあります。
お急ぎの場合は、手数料は取られるもののコンビニATMを使えば引き出しは可能のようです。