絵師のYUNOKIさんが日テレを相手取り裁判で戦うことが明らかになりました。
ことの発端は、日テレで放送されたさんまさんの番組「転職DE天職」で使われた絵です。
番組で使われた絵はYUNOKIさんのものなのに他人の名前(石田ゆきの45歳)で紹介されたのです。いったい、「石田ゆきの45歳」は誰なのでしょうか?
そして、パクリ疑惑(盗作疑惑)となり、YUNOKIさんと日テレで話し合いが行われたようですが、日テレが謝罪拒否したことで裁判で争うことになったようです。
日テレがYUNOKIさんの作品を他人名義で紹介したのは事実のようですが、日テレが謝罪しないのにどのような理由があるのでしょうか?
石田ゆきの45歳って誰?
今回、YUNOKI(絵師)さんが日テレと裁判をすることになったのは「石田ゆきの45歳」の作品としてYUNOKIさんの作品がテレビ番組「明石家さんまの転職DE天職」で紹介されたからです。
そして、日テレが謝罪を断ったからです。
作者であるYUNOKIさんが怒るのは無理もないことでしょう。
でも、「石田ゆきの45歳」とは誰なのでしょうか?
日テレはテレビで紹介するのですから事前に連絡を入れていると思うのですが、事前連絡をしていないのでしょうか?
YUNOKI(絵師)が日テレと裁判するのはなぜ?
YUNOKIさんが日テレを相手取り裁判で争うことになったのは、YUNOKIさんのツイートで詳しく書かれています。
そこには、次のようなことが書かれています。
昨年4月26日 #日本テレビ #明石家さんまの転職DE天職 で私「YUNOKI」の作品が「石田ゆきの45歳」の作品として無断で紹介された件ですが、私にとって完全に貰い事故だったにも関わらず相手方(日テレ&制作会社いまじん&盗作投稿者)との和解は出来ず、裁判で争う形となりました(続 pic.twitter.com/ttA1syytxg
— YUNOKI@カッコいい女の描き方(寄稿)発売中 (@yunokism) February 26, 2021
そして、要約を箇条書きで書くと次のようになります。
- 問題になったのは日テレで2020年年4月26日放送された「明石家さんまの転職DE天職」
- YUNOKIさんの作品が「石田ゆきの45歳」の作品として紹介された。
- YUNOKIさんは許可していない。
要は、「YUNOKIさんは許可していない自分の作品が他人名義の作品として番組で紹介された」というものです。
ただ、こうしてパクリ疑惑(盗作疑惑)が生まれたわけです。
そして、YUNOKIさんは日テレという大企業を相手に裁判で戦う理由を次のように上げています。
しかし、この件は絵を描く人に関わらず、表現する全ての人に起こる可能性があり、この裁判は「作り手が作品を盗まれた上に、テレビ局という大手メディアに権利を侵害された場合」に「裁判でどの様な判断が下るのか」の1つの指標になるかも知れません。私も絵描きの端くれとして最後まで戦います(続
— YUNOKI@カッコいい女の描き方(寄稿)発売中 (@yunokism) February 26, 2021
ネットで話題のものをテレビで紹介する事もある昨今、放送する側がオリジナルの作り手の権利を守らないとなれば、普通に考えてその様な放送局はどんな作り手からも信用されなくなると思うのです。しかも今回の#明石家さんまの転職DE天職 は作り手を発掘して応援する番組だったはずでは…(続
— YUNOKI@カッコいい女の描き方(寄稿)発売中 (@yunokism) February 26, 2021
「一絵描きの作品が大手メディアであるテレビ局に盗作された場合、裁判ではどのような判決になるのか」
これは、現在、絵描きは作品をネット上で公開することは珍しくないものの、勝手に手のメディアで紹介することを許しているわけではありません。
実際、ネットで公開した作品がテレビなどのメディアで紹介されることも珍しくありません。
ただ、テレビで紹介する際は、紹介する作品の所有者に連絡を取り、承認を得てから紹介するのがルールです。
しかし、中には許可を得ないまま作品が紹介される場合も出てくるでしょう。
その時に、これから行う裁判がひとつの指標になることを目的としているようです。
YUNOKIさんとしては、絵描きの権利が法律で守られるのかを確認したいということでしょう。
日テレが盗作疑惑を謝罪しないのはなぜ?理由は?
まず最初に、日テレで放送されたさんまさんの番組「転職DE天職」で使われた絵は先程もご紹介した下記の絵です。
昨年4月26日 #日本テレビ #明石家さんまの転職DE天職 で私「YUNOKI」の作品が「石田ゆきの45歳」の作品として無断で紹介された件ですが、私にとって完全に貰い事故だったにも関わらず相手方(日テレ&制作会社いまじん&盗作投稿者)との和解は出来ず、裁判で争う形となりました(続 pic.twitter.com/ttA1syytxg
— YUNOKI@カッコいい女の描き方(寄稿)発売中 (@yunokism) February 26, 2021
右の画像なのですが、「石田ゆきの45歳」と書かれています。
本来であれば「YUNOKI」と書かれるべきですね。
事実だけを言えば、日テレは「YUNOKI」と書かれるべきものを「石田ゆきの45歳」として紹介したのです。人気芸人であるさんまさんの高視聴率番組でです。
テレビを観た方の中には、YUNOKIさんの作品なのに「石田ゆきの45歳」と思い込み、何かで同じを観た時にYUNOKIさんの作品となっていれば、「YUNOKIが盗作した」となっても不思議ではありあせん。
日テレとしては謝罪すべきだと思われます。
でも、日テレは謝罪を断ったようです。
なぜ日テレは謝罪しないのでしょう?
どのような理由がるのでしょう?
考えられるのは「日テレも被害者だと思っている」のではないでしょうか?
日テレは応募してきたものを厳選して放映しています。
「日テレも騙されたんだから謝る必要はない」という思いなのかもしれません。
ただ、テレビ局としてはテレビで放映する前に応募者に連絡を入れ、「本当に自分の作品なのか」という裏取りを行わなかったのでしょうか?
もし、裏取りを行っていなかったとすれば、日テレ側に否があったと言われても仕方ないですね。
他に、日テレが謝罪拒否する理由があるのでしょうか?
後は、裁判の行方を見守るしかないですね。
おわりに
絵師のYUNOKIさんが日テレを相手取り裁判!を行うということが明らかになりました。
日テレのさんまさんの番組「転職DE天職」での盗作疑惑が理由です。
YUNOKIさんと日テレは話し合いを行ってきたようですが、日テレが謝罪しないということで裁判になったようです。
YUNOKIさんの絵が他人名義で「転職DE天職」に紹介されたのは事実です。
だったら、日テレとしては謝罪して然るべきに感じます。
それでも、日テレは謝罪拒否。
なぜなのか、その理由について推測してみました。
おそらく、日テレとしては「日テレも被害者」との認識なのではというのが現時点での推測です。
それにしても、元はと言えば「石田ゆきの45歳」として応募してきた人が悪いのです。
裁判ではどのような判決になるのでしょうか?