2021年夏の帰省ラッシュはいつから?コロナ禍のオリンピック開催で渋滞等どうなる?
2021年夏の帰省ラッシュは、コロナとオリンピックも絡み、とても予想しづらいものになっています。
ですが、あえて、昨年、一昨年の渋滞状況、オリンピックの日程と併せて予想してみたいと思います。
2021年夏の渋滞・混雑は、全般的に昨年の2倍以上?
・GWの混雑は2020年の200%くらい!<混雑が増えると思われる要素1>
全般的には、GWの鉄道の混雑状況が2021年は、2020年の約200%ほどになっていることから、夏の渋滞・混雑もそれ以上のものが予想されます。
・ワクチン接種をした安心感による里帰り増
ワクチン接種で、少し安心して里帰りする方が増えそうだということもあり、それなりに混雑することが予測されます。
・一都三県の緊急事態宣言回避のための帰省する人の増加
また、お盆の時期を含めて一都三県に緊急事態宣言が出ていることもあり、少しのんびりするためにどこかへ出かける、という人が増えそうなことも予測されます。
2021年夏の渋滞・混雑にオリンピックは関係する?
オリンピック期間が絡みますが、7月17日現在、無観客での開催がほぼ決まっている状況なので、オリンピックの観戦は、ほぼテレビで、となることからオリンピックの観客による混雑が起こる可能性は少ないと考えられます。
しかし、開会式や人気のある種目に合わせて里帰りを計画する人は少し減ると考えられますので、その辺の日程だけ考慮すると良いのではないでしょうか。
ただし、物理的に、競技による通行止め等をせざるを得ない場合には、多少、競技の開催による混雑が起きるかもしれない、くらいのことだと考えられます。
そこで、オリンピックに関しては、オリンピックの中継がある期間だけ少し混雑が減るという部分だけ考慮して、混雑予想を進めていきます。
2021年・お盆の渋滞予測<東北道・中央道・東名・中国道・名神等>
まず、2019年、2020年お盆の渋滞した時期との比較による各高速道路のお盆の渋滞予測をお伝えします。
・2020年の渋滞予測
2020年は、お盆と週末が完全に一致してしまうこともあって、多くの方のお休みが、13日~15日に集中すると考えられます。
ただし、休暇日数を増やす都合上、夏季休暇は前後どちらかに1~2日程度付け足されると考えられます。
だとしても、多くの人たちが13日~15日の夏季休暇となる確率が高い状況では、単純に
<下りのピーク>
12日夜~13日
<上りのピーク>
14~15日
となることが予測されます。
また、長い渋滞は
<下り>
12日10~11時頃(中央自動車道・日野バス停付近/関越自動車道・東松山IC付近)
13日10~11時頃(中央自動車道・日野バス停付近/関越自動車道・東松山IC付近)
<上り>
14日18時頃(中央自動車道・日野バス停付近/東名高速・伊勢原バス停付近)
15日18時頃(中央自動車道・日野バス停付近/東名高速・伊勢原バス停付近)
くらいになるのではないでしょうか。
ピークとしては、13日午前中、14日の夕方、というふうに考えられます。
どちらかというと2020年よりも交通量が増えることが予測されることもあり、渋滞状況は2019年と同じか、それ以上、あるいは、休みが集中することによって、かなり増えることも考えられます。
ですから、できる限り、有給等を駆使して、できる限り16日、17日くらいまでの夏季休暇を取得されることをお勧めしたいと思います。
ちなみに、下記が予測に使わせていただいた、2019年、2020年の交通渋滞の状況になります。
2019年夏の高速道路・渋滞実績
下りが10~12日で、ピークが10日でした。
上りは12~15日でした。
これは、10日~15日が休みの方が多かったということだと思われます。
お休みの日と渋滞がまさに、重なっていた、ということですね。
ただし、Uターンラッシュは少し分散して、下記の特に長かった渋滞の様子を見ても、早めに戻って少しゆっくりしてから仕事をしようと考えていた人が多かったのだと思われます。
特に長い渋滞は
<下り>
12日(月)11時頃 48.5キロ(中央自動車道・上野原付近)
11日(日)8時頃 46.2キロ(中央自動車道・藤野PA付近)
12日(月)11時半頃 40.0キロ(東北自動車道・矢板北PA付近)
13日(火)11時頃 40.6キロ(東北自動車道・羽生PA付近)
<上り>
12日(月)20時頃 31.4キロ(中央自動車道・小仏トンネル付近)
13日(火)17時頃 28.7キロ(東名高速道路・伊勢原バス停付近)
14日(水)15時頃 42.8キロ(東北自動車道・上河内SA付近)
14日(水)18時頃 41.5キロ(東北自動車道・日立中央IC付近)
でした。
2020年夏の渋滞実績
2020年はコロナの影響もあり、全体的な交通量が35%ほど減ったこともあって、渋滞が少なかった年でした。また、お盆と週末がうまい具合に絡んでいたため、上りの渋滞も少し分散していたこともあってか、10キロ以上の渋滞の発生に関しては6割減だったようです。
2020年は、お盆休みが長い方は、8日(土)~16日(日)となっていたようですが、13日~16日がお休みの方も多かったようですね。
下りの渋滞に関しては、7,8日が若干多かったものの、7日~16日まで、ほとんど渋滞の発生数は変わりませんでした。
上りの渋滞は、が10~15日で、ピークが12日でした。
特に長い渋滞は
<下り>
9日(日)10時半頃 25キロ(関越自動車道・高坂SA付近)
11日(火)11時頃 20.7キロ(中央自動車道・日野バス停付近)
12日(水)10時頃 20.7キロ(中央自動車道・日野バス停付近)
13日(木)11時頃 31.2キロ(関越自動車道・東松山IC付近)
14日(金)10時頃 24.7キロ(関越自動車道・高坂SA付近)
<上り>
16日(日)18時半頃 43.3キロ(中央自動車道・日野バス停付近)
14日(金)20時頃 31.5キロ(東名高速道路・大和トンネル付近)
14日(金)19時頃 35.8キロ(関越自動車道・川越IC付近)
12日(水)18時頃 32.1キロ(関越自動車道・川越IC付近)
2021年夏の各高速道路・渋滞予測まとめ
2021年夏は、休暇の集中のため、渋滞はかなり激しくなると考えられます。
ある程度、テレワーク等で郊外に住む人が増えてきたとはいえ、昨年、里帰りできなかったことの反動等や、ワクチン接種をしたことの安心感等、渋滞が増える要素がかなり多くなってきています。
もし、お盆の時期に、帰省する予定が入りそうな場合、できる限り、特に後半に有給休暇等を付け加えて、渋滞を避けられることをお勧めいたします。
素敵な夏季休暇をお過ごしください。