7月23日に開幕した東京オリンピック。
日本選手の活躍を毎日楽しみにしている方も多いことでしょう。
7月25日に行われたサッカーの日本対メキシコ戦。
このメキシコ代表チームの監督が、なんと日本人なのをご存知でしょうか?
「西村亮太」監督(36)は、プロ経験無しという異色の経歴の持ち主。
今回は「西村亮太の経歴学歴は?なぜメキシコ五輪サッカー監督に?プロ未経験の理由!」と題しまして
*西村亮太の経歴学歴は?
*西村亮太はなぜメキシコ五輪サッカー監督に?
*プロ未経験の理由は?
このようなテーマでお届けしてまいります!
西村亮太の経歴学歴は?
東京オリンピックサッカーメキシコにとっての第一戦で、フランスを4-0という大差で勝利を勝ち取ったメキシコ。
この監督はなんと日本人の「西村亮太」氏なのです。
異色の経歴の持ち主、「西村亮太」監督のプロフィールを見てみましょう。
名前:西村 亮太(にしむら・りょうた)
生年月日:1985年4月29日(2021年7月現在36歳)
出身地:大阪府
学歴:大阪・大塚高→天理大→筑波大大学院
筑波大大学院にすすんだ理由は、高校時代のコーチから筑波大学に行ったほうが、更に高いレベルで学べるというアドバイスを受けたから。
そのアドバイスどおり、筑波大学大学院に進学しました。
卒業後、2010年8月からメキシコに1年間留学たそうです。
この留学は、日墨交流計画という事業で1年間メキシコに留学したそう。
墨とは、メキシコのこと。
2011年夏に帰国し、再びメキシコへで指導者養成学校に入学したそう。
その後2013年夏に指導者養成学校を卒業後、コーチとして活躍しています。
コーチを務めたチームは、
メキシコ1部サントス
2部タンピコマデロ
1部ケレタロ
これらのチームで下部組織からトップチームまで様々な能力、レベルでのチームコーチを務めています。
その後2018年12月から東京五輪世代コーチに就任されました。
西村亮太はなぜメキシコ五輪サッカー監督に?
西村亮太監督は、なぜメキシコ五輪サッカー監督に就任したのでしょうか?
それは、誰も行ったことのないところで学びたいという気持ちがあったからといいます。
また、当時の日本では、サッカーについてはメキシコは学ぶところが多いと話題になっていたそう。
西村亮太監督は、サッカーのプレイというより、サッカーについてとにかくいろいろなことを学びたいという気持ちが強く、メキシコに決めたそうです。
ストライカーDXでも共演させて頂いている西村亮太さん、メキシコ1部TOPチームでコーチ!
凄いなぁ。会ってみたい。ブラジルとメキシコ近くて気軽でしょって言うのはナシですよ、日本とタイみたいなもんですよ(笑)@y_kawaji https://t.co/CkH2PGKOZU pic.twitter.com/yLsr4h3FrF
— 平安山 良太(de 🏠) (@HenzanRyota) February 24, 2017
また、メキシコはスペイン語圏でもあるので、サッカーについて全てを学ぶためには最適な場所だったといいます。
プロ未経験監督の理由はロサーノとの出会い
西田亮太監督は、なんとプロサッカー選手としての経歴はゼロ。
プロサッカー選手未経験の監督なのです。
それで監督になれるの??と思いますよね。
西村亮太 メキシコ1部ケレタロトップチームコーチ を投稿しました。 #エキサイトブログhttps://t.co/htBlr3ikeJ pic.twitter.com/Ot6MlNq7tT
— テキラッチョ (@tequilacho) July 21, 2017
西村亮太監督の監督までの道のりは決して生優しいものではありませんでした。
まずは、生活のため語学学習。
それと同時にクルスアスールというチームの5軍のサポート活動が当面の仕事だったそう。
生活がままならない中でかなり苦労したようです。
でも、そんな苦労をしながら、このままメキシコで学び続ければ、今までの日本人にない前例を作れるんじゃないかと思って歯を食いしばったといいます。
そしてメキシコに来て9年目。
メキシコ五輪サッカー監督に就任しました。
日本人の西村亮太氏が東京五輪目指すU-22メキシコ代表コーチに就任https://t.co/t3QJDbfE7K pic.twitter.com/zSWJKNWWOU
— サッカーキング (@SoccerKingJP) January 20, 2019
2017年メキシコ1部ケレタロでトップチームのコーチを務めた際、成績不振のため、最終的には監督とともにクビになるという厳しい現実があったといいます。
でも、メキシコサッカー連盟が、17年にケレタロで西村亮太監督とコンビを組んでいた指揮官ハイメ・ロサーノ氏を次期U-23代表監督候補として考えているという話がでたそう。
西村亮太監督は、ロサーノ氏から
「次、どこに行くとしても一緒に来てくれ」
と頼まれていました。
西村亮太監督とロサーノ氏は、2人でプロジェクトを組み、2人で戦術を考え、メキシコ連盟にプレゼンしたそうです。
すぐに代表監督就任にはならなかったものの、複数のチームコーチとしてのオファーはたくさんあったとのこと。
でも、どうしても東京五輪でのメキシコ五輪サッカー監督になりたく、1年間の無職生活を経て、2018年12月、正式にU-23メキシコ代表コーチ就任が決まりました。
素晴らしいですよね!
西村亮太監督は、
「準備はしていたので、自信はありました。1年間のスタンバイ期間が実ったなと思った。予選を勝てば東京五輪もある。それに参加するチームの一員として戦えることに対して、希望にあふれていたし、明日にでも始めたいと思うくらいやる気が漲っていた。同時に、外国人としてメキシコ代表のために働くという自覚と責任感をしっかり持とうと思った。しっかりやって、『だからこいつはここにいるんだな』と周りのメキシコ人たちから認めてもらえるようにしようと思いました」
と語っています。
強い意志と粘り強い努力の賜物ですね!
まとめ
今回は「西村亮太の経歴学歴は?なぜメキシコ五輪サッカー監督に?プロ未経験の理由!」と題しまして、今回の東京五輪でのメキシコ代表監督である「西村亮太」監督について、経歴や学歴、なぜメキシコなのかについて調査してまいりました。
人と同じではなく、違うことをすることで、今までの前例にない歴史を作るという強い意志。
これからの人間にとって、必要な心なのではないでしょうか。
今回はここで失礼いたします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!