映画「DORONJO/ドロンジョ」の主演が発表された池田エライザさん。
CMに映画にと引っ張りだこの彼女は、セルフプロデュース力がすごいそうです。
どういうことなのか調べてみました。
池田エライザさんってどんな人?
池田エライザさんは日本人とフィリピン人とのハーフ。
1996年にフィリピンで生まれ、福岡県で育ちました。
2009年、ファッション雑誌『ニコラ』(新潮社)の第13回ニコラモデルオーディションでグランプリを獲得し、同誌10月号からモデルとして活動を始めました。
異例のスピードで翌年3月号では伊藤夏帆さんと表紙を飾り、2013年5月号で卒業。
2013年6月~2018年3月は『CanCam』(小学館)の専属モデルと活躍されました。
芸能界に入った時から女優を志し、2011年に『高校デビュー』で映画デビュー。
今では女優、モデル、タレント、歌手、映画監督、カメラマンとして、多くの分野で活躍されています。
クラウドファンディングに成功してモデルブックを出版
2014年の高校生のときには、クラウンドファンディングで300人から約280万円の資金を集め、モデルブックを出版。
編集長を経験することになりました。
雑誌『CanCam』のライターさんが池田エライザさんのTwitterを見ていたことから、雑誌で自撮りの企画をすることになったのがきっかけだとか。
趣味でしていたセルフプロデュースが仕事につながった最初の例だそうです。
ファンからの反応が良かったことから、クラウドファンディングをすることを当時の編集長が社長に掛け合ったことから始まったこの企画。
当時はメディアへの露出も少なかった池田エライザさんですが、自ら始めたSNSでファンが増え、モデルブックはすぐに売り切れ状態になりました。
クラウドファンディングとは
crowdfunding。
群衆(crowd)と資金調達(funding)を合わせた造語。
インターネットを通して自分のやりたい事や活動、夢を発信し、共感した人や賛同してくれる人から資金を集める仕組みのこと。
セルフプロデュースとは
自己演出、セルフブランディングとも言われます。
自分の魅力や個性を分析し、なりたい自分になるように、戦略的にアピールしていくこと。
セルフプロデュースをすることで、仕事で高く評価されたり、キャリアの形成に役立ったりします。
自撮りの神
池田エライザさんは、まだ無名の2013年から「自らの情報は、個人発信や拡散できるツールを用いて、自ら発信するのが良い」として、Twitterで発信されていました。
当時は、公式の情報のみをブログで発信するのがほとんどで、まだ周囲のスタッフが誰もTwitterを始めていなかった、ということですから、彼女のマインド、先見性は素晴らしいですね!
Twitterに自撮り画像を上げていくことで、「自撮りの神」とも称されました。
頬を手でつまんで唇を尖らせる「エライザポーズ」も10代の若者を中心に人気に。
2017年のインタビューを拝見すると、「セルフプロデュースは苦手なので、闘う術が自分の本体しかない」「外見と性格にギャップがあるねともよく言われるので、そのギャップをどう使い分けるか、見ている人にどうしたら伝わるのか、自然体で発信していった」とのこと。
苦手なことに向き合っていった結果、セルフプロデュースをできるようになっていったということでしょうか。
自撮りも、当時のマネージャーに「下手」と言われ、どうしたら伝えられるかを試行錯誤しながらも投稿したことで、リアルな様子が伝わり「自撮りの神」と称されるようになったようです。
池田エライザさんは、インタビュー中も質問に丁寧に答えられている様子でした。
常に「どうしたら伝わるのか」「自分で勝負するにはどうしたら良いのか」を考えて行動されているようです。
また、ともすればマイナスにとらえてしまいそうな「外見と性格にギャップがある」「自撮りが下手」などの声にも「ではどうすれば良いか」と取り組んでいるところが好感が持てますね。
(なお、現在はTwitterでの発信は終了し、インスタグラムのみになっています)
ますます重要になるセルフプロデュース
SNSでは、自分を作ることなく、素の自分をさらけ出すことでもフォロワーを増やし、自分らしくあることでファンを増やしていく池田エライザさん。
SNS時代にマッチしたセルフプロデュースだとは言え、誰にでもできる事ではありません。
自分の弱み強みを客観的に把握し、それらをどう見せるか。
人に指摘されたことを真摯に受け止め、どうやって改善するのかを考え実行していく力。
その能力に長けているのだと言えます。
そんなセルフプロデュース力が分かるエピソードがありました。
小学生の頃、背の高さや足の遅さでいじめられていた池田エライザさん。
悔しくてお兄さんに走り方を習って練習し、足が速くなったんだとか。
そもそも、芸能界入りのきっかけになった『二コラ』のオーディションを友人と一緒に受けたのも、田舎のおしゃれに興味がない野生児が受かるわけがないという同級生からのいじめの一つだったというから驚きです。
その頃から悔しさや悲しみをばねに自分の力に変えていけていたのですね。
まとめ
自ら情報を発信し、セルフプロデュースをすることで、様々な可能性を広げていく池田エライザさん。
今後の活躍から目が離せませんね。