Googleは、現在クラウド上に保存されているコンテンツに関して、2年間の「不使用」があればデータを強制削除するポリシーを発表しました。
ポリシー変更の発表を受け、中にはデータが削除されることに不安の声も挙がっています。
しかし、事前の知識と対策を知っておけば、それほど気にるることはありません。
詳しくは本文で解説しますが、そんなに手間がかからずにできるデータが消えない方法もあります。
今回は、『Googleデータ強制削除をわかりやすく!不使用の定義はログインなし?容量購入アカは削除されない?』と題しまして、Googleのデータ強制削除のわかりやすい内容解説をしていきたいと思います。
Googleデータ強制削除のポリシー変更
まずは、Googleデータ強制削除のポリシー変更の内容について確認しておきましょう。
以下は、ライブドアニュースでGoogleのポリシー変更に関しての記事の引用です。
Googleは、クラウドストレージサービス「Google One」において、サービスを2年間利用していない場合に、Google側で保存コンテンツの強制削除を可能とする新ポリシーを発表しました。
今回のGoogleのアップデート(ポリシー変更)では、『Google One』のサービスを利用していない場合に、データ強制削除となるようです。
中には、「Google one使ってないけど、Googleフォトは利用している」って方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方も対象となりますので、次の見出しを確認されてみてくださいね。
Googleデータ強制削除の影響を受けるコンテンツ一覧
今回対象となっている『Google one』の対象コンテンツについて確認していきましょう。
このポリシー変更は、Google Oneストレージを利用する「Googleフォト」「Gmail」「Google Drive(Googleドキュメント・スプレットシート・スライド・図形描画・フォーム・Jamboard)」が影響を受けます。
今回のポリシー変更で影響を受けるサービスは、大きく分けて以下の3つです。
Googleフォト
まずは、Googleフォトです。
Googleフォトは、インターネットクラウド(サーバー)上に、写真や動画を保存できるサービスです。
iphoneやアンドロイドスマホを利用されている方なんかは、スマホ本体の内部ストレージを削減できるため利用されている方もいらっしゃるでしょう。
今回のポリシー変更で対象者となるので、このまま記事を読み進められることをおすすめします。
Gmail
次に、Gmailです。
こちらは今回のポリシー変更の対象となります。
Gmailを利用されている方は大勢いらっしゃると思いますので、ほとんどの方が対象になります。
Google Drive
最後に、Google Driveです。
『Google one』 と 『Google ドライブ』の違いがわからない
って方もいらっしゃるかもしれませんが、『Google one』というサービスの中に、『Google ドライブ』が入っているイメージです。
Google one > Google ドライブ
くだもの > りんご
みたいな感じです。
今回のポリシー変更では、Google Driveの以下の6つのサービスが影響を受けます。
- Googleドキュメント
- Googleスプレットシート
- Googleスライド
- Google図形描画
- Googleフォーム
- Google Jamboard
もし、この中に利用しているサービスがあれば、データ強制削除の対象となるので気をつけてください。
Googleデータ強制削除「不使用」の定義と判断基準は?
Googleデータ強制削除に対して、「不使用」の判断基準がわからないという声も挙がっていましたので、こちらに簡単にまとめておきます。
『不使用』の判断はサービスごとに行われ、「Googleドライブ」と「Gmail」は利用しているものの、「Googleフォト」だけ2年間は利用していない場合、「Googleフォト」のコンテンツだけ削除されます。
上記にあるように、Googleデータ強制削除の「不使用」の判断基準は、それぞれのサービス事に行なわれます。
また、「不使用」の定義は、『ログインしたか、していないか』のようです。
つまり、こういうことです。
Googleフォト :2年間不使用
Googleドライブ :使用中
このケースの場合、Googleフォトのデータだけが強制削除されます。
ここで大事なのは、GmailやGoogleドライブは「使用中(2年以内にログインした)」ため、データ強制削除されることはありません。
Googleデータ強制削除の適用開始はいつから?
Googleデータ強制削除の適用開始はいつからなのかについて。
2021年6月1日に適用される新ポリシーによると、サービス不使用または容量超過の状態が2年間続くと、Googleがコンテンツを強制的に削除する場合があります。
Googleデータ強制削除の適用開始は、上記日付(2021年6月1日)から適用されます。
2021年6月1日から適用なので、実際にコンテンツのデータ強制削除が実施されるのは、早くても2023年6月1日以降となります。
Googleデータ強制削除の事前通知はある?
Googleデータ強制削除の事前通知はあるのでしょうか?
なお、サービス未使用または容量超過の状態が続いている場合には、Googleが事前に通知するほか、コンテンツを削除する3か月前にも通知を行うといいます。
Googleデータ強制削除については、コンテンツを削除する3か月前に事前通知があります。
しかし、通知押されるのは該当アカウントに対してなので、複数のGoogleアカウントを持っている場合はデータの管理に注意しましょう。
Googleデータ強制削除が適用されないアカウントとは?
今回のGoogleのポリシー変更でデータ強制削除が適用されないアカウントも存在します。
同ポリシーは一般ユーザー向けアカウントに適用され、G SuiteまたはGoogle Workspaceアカウントには適用されません。
あくまでも、『一般ユーザー向けアカウントに適用』とありますね。
そのため、『G Suite』や『Google Workspace』など、法人向けのクラウドサービスについては、2年間ログインがなく「不使用」であっても、データの強制削除はされません。
以上、『Googleデータ強制削除をわかりやすく!不使用の定義はログインなし?容量購入アカは削除されない?』について、情報をまとめてみました。